CB900Fレーサー号 ENG SPEC その1

なんだか面白くない日記ばかり続いているので、たまには気が晴れる(かもしれない)ネタを。
自分のCB900Fレーサー号のSPECです。

 


  
・排気量 1155cc
通常CB1100Fベースのボアアップは72mmピストンの1123ccですが、73mmピストンで1155ccとしています。

クランクケースはリジッドマウントのCB900Fを使用。

 

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スリーブはSTDをそのまま使っているので、スリーブ板厚はt1.5となり、ちと不安は有ります。一般的にはt2以上は欲しいところです。が、大径スリーブを入れてもシリンダーブロックの強度が落ちることになるので、ひとまずトライとしています。
肝心のピストンはとある機種の流用です。リセスは追加工してあります。諸事情で機種名は伏せておきます…スミマセン。
  
・クランク
CB1100Fベースでウェブをカット。軽量化をしています。STDの重量が12.1kg、加工後の重量が10.2kgです。
低中速のレスポンスはかなり良くなり、スロットルレスポンスが気持ち良いです。感覚としてはACGジェネレーターを外した状態の5割増しという感じです。
ただ、組んだ直後はスロットルレスポンスはいいものの、高回転でパワーが持続せず、戦闘力はダウンしていました。これが昨年春のTOT参戦仕様です。その後でバルタイと点火時期を色々調整した結果、今は上までパワーが持続して良い感じに走るようになりました。
クランクシャフトの軽量化は回転マスのダウンになるので、一般的には高回転は回りにくくなります。が、回転部分の軽量化で馬力ロスも削減できるので、うまくバランスが取れればトータルではポテンシャルアップになるはずです。クランク軽量化は、ポン付けではポテンシャルを発揮しにくい加工かもしれません。

  

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・コンロッド
1100のSTDです。重量合わせだけしてあります。他は特に何もしていません。
  
・カムシャフト
これを言うと結構驚かれますが、CB1100FのSTDカムです。STDカムの限界に挑戦している…というとカッコ良さげですが、実はハイカムを買うお金が無いのです。もっと言うと、買っても使いこなす自信が無いのです…。
ただ、クランクのところで書いたように、バルタイは調整しています。今のところ、EX側はSTD値で固定ですが、IN側は遅らせる方向で高回転のパワーが出るようになりました。開くのを遅らせるというよりは、閉じるのを遅らせるというイメージです。(結果としては同じですけど)
でも、ボチボチカムにも手を付けようかと思ってます…。
  

20200417_4.jpg (1080×1560)

 

長くなったので続きはまた後日~。