一ヶ月ほど放置してしまいました。はてなから「さっさと書けや」という催促メールも来てしまい。
そうこうしているうちに、今年もあと10日ですね。今年一番のオレ的目玉は、やっぱりコレですかねぇ。
ワタクシのCB900Fレーサー号はバンク角確保のため、スタータークラッチ周りが付いていません。当然セルモーターも外してあります。そのため始動は押し掛けに限る!だったんです。
基本的には始動性は良いので、特別困ってはいなかったんですが、それでもたまーに掛からなかったときはシンドイですし、通常の走行前の暖機の時とかも、いちいちタイヤウォーマーを外して押し掛けて始動してまたウォーマーを掛けるのは面倒だし時間も掛かる。
当然エンジンスターターを検討するわけですが、よくあるリアタイヤを回すエンジンスターターは、一人で掛けられないのでダメ。
MotoGPで近年よく使われているスターティングブロックは、イイんだけど高すぎる。更にスリッパークラッチを入れると使用不可。(高級なスリッパークラッチは始動時にロックアップが効いたりするので、コレでもOKなんですけど、CB-F用に唯一あるドリームクラフトのヤツはダメ)
クランクを直接回すドラッグレースタイプのヤツを探してみると、ピンゲルに強力なヤツが有ったんだけど、回転方向が逆。
どうしようかなと考えてピンゲルの画像を見ているうちに、自分で作れるんじゃね?と思いまして…。
作ったのがコレ。
ベースはエルフ(トラック)のスターターモーター。バラシてギアの飛び出しをキャンセルして、3/8のソケットジョイントを圧入してソケットを装着。
クランクシャフトのACGが付くテーパー部には、これまたドラッグレース用のスターターナットを取り付けています。CB-F用はないので、Z用をちょっとだけ加工して装着。(テーパー角は同じなので、テーパーの先端が当たる部分をちょっと削ればOK)
構想10年?製作2日?で出来たのが、上の動画でした。
効果は絶大。もうアナタ無しでは生きられない走れない。
来年もよろしく頼みますよ。