アイアンホースドリームカップ参戦記

12月3日(日)に行われた、Iron Horse Dream Cupの参戦レポートです。
  
■Iron Horse Dream Cupとは
HSR九州で行われる、鉄馬による鉄馬の為のスプリントレース

【車両規則】
車両は、マルチ4気筒以上エンジンを有するモーターサイクルとする。

【開催クラス】
アイアンNK-4 400ccベースの鉄フレーム車両
アイアンモンスター750 '70年~'89年までの鉄フレーム空冷車 排気量650cc~890cc
アイアンモンスター18 '70年~'89年までの鉄フレーム空冷車 排気量650cc以上、タイヤ径18インチ
アイアンモンスター17 '70年~'89年までの鉄フレーム空冷車 排気量650cc以上、タイヤ径17インチ
アイアンスポーツ アイアンモンスター以外の鉄フレーム車、排気量600cc以上

  
■12月2日(土) 10:30~10:55、13:30~13:55 サーキット会員枠走行
まず早朝のエンジン始動に手こずった…。
CB-F仲間二人を巻き込んで押し掛けするも、全然掛からない。いつもは始動性抜群なんだけど。
エンジンスターターを借りて掛けようとするも、これもリアタイヤがロックしてしまい、掛からない。(エンジンスターターがスクーター改造のものだったのでトルクが無かった?)。最終的にはなんとか押しがけで掛かったけど、かなりの冷や汗…。
始動後にふと気付く。キャブセッティングが薄すぎるんじゃないかと。メイン、スローとも1番ずつあげることにした。
  
走行は11月11日に行われた、Taste of Tsukuba以来。走り出しは筑波セッティングのまま。
特に問題はなかったが、筑波と比べると、カントが無くフラットなコースレイアウトであり、路面のμも低めのため、前後とも残ストロークが多めである。ただバランスとしては悪くなく、またペースがより上がったときの許容量を考えて、そのままとした。キャブセッティングもいい感じ。
当日はやや体調も悪く、フィジカル的にきつかったが、前回のHSR走行時に更新したベスト(1分11秒37)を更新し、1分11秒00を記録出来た。一発タイムではなく11秒前半でコンスタントに走れたので、レースでは10秒台を狙うつもりであった。
  
■12月3日(日) 05:30 搬入
サーキットの朝は早い。5:30より搬入を開始し、30分少々で設営を完了。レースを順調かつ快適に過ごすためには、設営は非常に重要である。

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クマモトはトキオより朝が40分ほど遅いので、6時位では真っ暗です。


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そうそう、昨日手こずったエンジン始動は、今日はあっさりOK。やっぱり薄かった模様。

  
■12月3日(日) 10:30~10:40 予選

参加者のタイム差が大きく、すぐにパスしなくてはならない車両が出てくることが予測されるので、早々にコースインゲートに並んで先陣を切ってコースインした。

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HSR九州では、タイムアタックは殆どしたことはない。いつもの走行は安全マージンをかなり取ったマシンテストモードで走っている。それは昨日も同様。タイムアタックはレースの時だけだが、昨年のレースはWet、一昨年はエンジントラブルで不参加。よって3年前のレース以来のタイムアタックとなった。

10秒5を目標に走り出したが、路面温度も14℃と低めであり、思い切ってペースを上げる間もなく前方にはペースの遅いマシンが出現。(仕方ないっす)
結局タイムアタックできたのは3周であり、3周目がベストタイムとなった。

予選順位:2位/20台 (1分11秒466)

  
■12月3日(日) 15:30~15:45 決勝8LAP
グリッドは2番手。
レッドフラッグ待機がかなり長く、コンセントレーションが少々乱れた影響か、スタートはやや失敗。ただポールスタートのS選手もスタート失敗でウィリーしていたため、ほぼ等間隔で1コーナーへ。

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4コーナーでトップを行くS選手がシフトミスで失速。チャンスとパッシングを狙うも、ちょっと届かず。

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裏ストレートで、トップを行くS選手が再びシフトアップミスで失速。追突しそうになるも辛うじて避け、今度はトップを奪って左高速コーナーへ。
その後は数周に渡り、S選手を背後に従えての周回となった。背後からの音と3コーナーとヘアピンの路面に映る影で、背後との距離を測りながら走ったが、ピッタリと追走してくる。

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5周目最終コーナー手前で、前方にバックマーカーを確認。1コーナーブレーキングでパッシングするつもりでスロットルを開けたが、僅かに届かず、前を塞がれて詰まってしまう。
この時、2位のS選手も詰まってしまい、自分のリアとS選手のフロントが軽く接触。ただ大きく乱れることはなく、2コーナー立ち上がりでラップマーカーをパスして、3コーナーへ。S選手の影が消えたような感じだったが、振り返ることはせずに全力で逃げる。
  
  
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その後は次々と現れるバックマーカーを思い切りよくパスし、7周をクリア。そして迎えた最終ラップ。S選手の気配は感じられなかったが、油断せず、しかしミスをしないようにバックマーカーをパスしながら最終コーナーへ。
  
  
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最後は手堅くまとめて、チェッカーフラッグに向けてスロットルを全開。そしてトップでチェッカー!


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決勝順位:優勝 (ベストタイム:1分11秒169)
  

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初めてレースに出たのが、1995年のTaste of Freelanceで、マシンはCB750F(823cc)です。このときのフレームは今も使ってます。
それからGP80、GP125、間にネオスタンダード(VTR250)も交え、再びTaste of Tsukubaに挑戦を始めたのが2009年。なんやかんやで走り始めて20年超。
昨年あたりからようやくマシンがイメージ通りに動くようになってきて、乗るのが楽しくなってきました。そして結果も付いてきました。そしてこの優勝。本当に感無量です。
  
結果は優勝ですが、タイムは物足りないし、走りもマシンもまだまだなので、より一層精進していきます。
でもちょっとだけ休もうかな(笑)


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お前も休めや。
  







オマケ。
頂いた優勝賞品。

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クシタニのブーツはもちろん超嬉しい(サイズもジャスト!)ですが、何より嬉しいのはチャンピオンTシャツ!!