DUCATI MONSTER 696

先週木曜日から、DUCATIのMONSTER696を借りてました。
2008年の初期型、走行9600km程度。コンディションは良し。
 
 
正直、最初の印象は悪かったです。
なにしろハンドルがこんな感じで低くて幅広、しかも絞り角が殆ど無いので、かなりの前傾になるんですよ。
 
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前傾ポジションはキライじゃないんだけど、絞り角が無いのはキツイ。親指の付け根が痛くなる。
これに合わせてライポジを取ろうとすると、ヒジを張ってハンドルに覆い被さるようなポジションになる。
ワタシは身長170cmで手は短め。もっと背が高かったり手が長い人だったらいいんだろうし、飛ばしている時は不思議とシックリ来るんだけど、ゆっくり流している時や渋滞路は厳しいっす。
もう少し幅を狭くして絞り角を付けたいんだけど、それやるとタンクにハンドルスイッチが干渉するんだよな…。ハンドル切れ角が圧倒的に少なくなりそうで困る。
グリップポジションはあまり変えなくても良い(出来ればバー1本分くらい上げたい)から、コンチハンみたいな感じで、絞り角を付けたハンドルにしたいなぁ。
 
それからシート。
かなりの前下がりで、気付くとシートの最前端に座っている。
前に乗った方がハンドリングは良いので、足着き性の向上とともに狙ってやっているんだろうけど、あまりに拘束されすぎる。もう少し前を持ち上げて、フラットにしたい。オプションでハイシート?が有るらしいので、機会があったらそれを試してみたい。
 
 
エンジンはガシャガシャとウルサイし、ツインっぽいトルクがある訳でもない。官能的でもない。
と言うワケで、最初は「面白くねーなー」って感じだったんです、実は。
 
んでも昨日一日乗り回して、随分印象が変わりました。
2000rpmくらいからでもトルクフルではないけど結構粘るし、高いギアで引っ張ってもバラバラバラ…ッ!って感じで、少々苦しそうながらも加速する。愛嬌があって良い。
 
引っ張ると6000rpmくらいから9000rpmまでブィーーーン!という感じで気持ち良く回る。速くはないけど、なかなか盛り上がり感もあって気持ちが良い。パルス感を伴った排気音も純正マフラーながら盛り上がる。
パワーはソコソコで、ちょっとした所でもアクセルをガンガン開けていける。これが凄く良い。1100とかだと開けきれずに(仮に開けても速すぎると思う)フラストレーションが溜まりそうだけども、常に回しきれる696ccは凄く良い。レシプロ飛行機みたいな感じでいいなぁ。乗ったこと無いけど。
 
 
ハンドリングはとにかく軽い。そしてフロントタイヤがものすごく近くに感じる。タンクの下にタイヤがあるんじゃね?というくらい。
乗りやすいんだけど、ペースを上げていくとちょっと分かりにくい感じもあった。多分これはサスセッティングのせいかな。
フロントフォークは1Gで結構沈んでいてリバウンドストロークも多いんだけど、リアは殆ど沈んでいない。私の体重が軽い(54kg)せいも有るかもしれないけど、こんなセッティングなので、リアを支点にフロントだけが動く感じ。フロントの車体姿勢変化が大きいので、あまり意識しなくてもコーナー入り口ではフロント荷重が掛かりやすく、あのハンドルによるフロント荷重も相まってフロントからグリグリ曲がっていく。意識しなくても勝手に曲がる感じ。
ただ、下りのヘアピンみたいなコーナーだとフロント過荷重っぽくなってしまい、ちょっと乗りにくくなる。
ライダーが自分でコントロールするなら、リアサスをもっと動かして、フロント車高を少し高くして前後のピッチングを出した方が面白いような気がした。
 
 
っとまぁ、色々と書きましたが、正直、かなり気に入ってます。
明日返却なんだけど、また乗りたいぞ。ライトウェイトスポーツって感じで良いなぁ。
なんやかんやで、1日と3時間でショートツーリングと街乗りメインで400km以上走り、10000kmを突破してしまいました。
 
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ただ、モンスター696は新車だとちょっと予算オーバー。
中古だと今のトコアテがないんだよな。知っているショップもないし。
 
 
でもいいなー。
 
 
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