飛ばしている時はいいんだけど、街中とかで流している時は、どうにもハンドルが遠い。違和感があります。
見ての通り、トップブリッジ一体のハンドルバーホルダーなので、位置の調整は一切できません。
高さはともかく、ステアリング軸に対して前へのオフセットが相当大きいので、交差点などでは外側の手が遠回りをする感じです。
なんでこんなポジションなのかを推測すると…恐らくは、フロント荷重を強制的に増やすためじゃないかと。
コンパクトな車体なので、さもするとセパハンなのにフロントに荷重が掛からない重量分布になってしまいそう。
XBはフロントタイヤの寄与度が大きい車体なので、ヘッドパイプに覆い被さるようなライポジを強制的に作り出すためのハンドルなんじゃないかと思います。
ただ、XBは大アップハンのライトニングも有るワケで…。やり方次第じゃないか?という気もします。
余談ですが、DUCATIのモンスターが低くて開いたバーハンドルなのも、同じようにフロント荷重を増やすためだと思います。DUCATIはLツインのためにただでさえフロント荷重が稼ぎにくいので、アップハンでフロント荷重が減ると、ハンドリングが成立しないんじゃないかと思います。696とかを乗ってみて、そう感じました。
話が逸れましたが、そのハンドル位置を調整すべく、こんなモノを導入しました。
これなら位置の調整が可能!
初めてのバイクなので構造を確認しながら交換して。
出来ました。
スロットルケーブルはそのまま、クラッチケーブルは、タイバー(テンションロッド)と共締めのケーブルクランプを外してやればOKでした。(クランプはタイラップでタイバーに固定)
ただコレ、構造的にハンドルはトップブリッジの上にするしかない。そうするとクランプ幅が足りないのでフロントフォークの突き出しを増やしてハンドルクランプ代を増やすしかない。その突き出し量、+8mm。
はちみり…結構ビビる量です。んが、ビビっていても仕方が無いので、8㎜突き出して組んでみました。
跨ってみた感じは悪くないですが、一か所だけちょっと違和感が。
んで、乗ってみました。
ライポジはコンパクトな感じで良好です。いい。
懸念していたハンドリングも、街中で走っている限りは、妙な切れ込みとかもなく、問題なしです。
それよりも外側の手が遠回りしなくなったので、かなり乗り易くなりました。
んが、やっぱり一か所だけ違和感が。
それはハンドルの垂れ角。このハンドル、垂れ角がゼロなんです。一見、ポジションが上がって乗り易そうに思えるんですが、手首の角度がやっぱり変です。
どういうことかを説明します。手をセパハンの位置に自然に出してみて下さい。手首は外側が下に向いて下がりますよね?これが垂れ角なんです。この垂れ角が無いもんだから、手のひらの外側が常に当たっている感じで、長距離を乗ると疲労が溜まりそう。うーん。
まぁ悩んでいても仕方ないので、暫くはこれで乗ってみます。
そう考えてみると、AELLAのキットは良く出来てますね。。。
そうそう。このトップブリッジはハンドルポストを付けてバーハンドルにもできるんですが…。
いやいや、もうしばらくはセパハンに拘りたい(笑)