ECM DroidでAFVの上下限を設定

ECMの中身が弄れるようになったところで、BUELL乗りなら気になるのが"AFV"だと思います。

AFVが上がるとか下がるとか、AFVが悪さをして乗り辛くなるとか。

 

っと、その前にAFVってなに?って話ですよ。

Air Fuel Value ? Adaptive Fuel Value ? どうやら後者みたいですけど、そうすると燃料補正値ってことですよね。

AFVについては先人の皆さんが散々議論をして頂いたおかげで、その謎が解明されているようです。

それによると、簡単に言って

 

・O2センサーが測定した燃調が濃いと、AFVの値を下げて、燃料噴射値を下げるようにFUEL MAPの値を補正する。

・O2センサーが測定した燃調が薄いと、AFVの値を上げて、燃焼噴射値を上げるようにFUEL MAPの値を補正する。

・AFVの値は燃料補正係数で、FUEL MAPの値にAFVの値を掛けた値が、インジェクタが吹く値となる。

 

そうです。

AFVの値が下がると燃調が薄くなってドライバビリティが悪くなったり、下手をするとエンストしたりするみたいですね。

 

 でも実は、自分はそういうことがなかったんですね。AFVの値もそれほど変動しなかったし。

Mega Log Viewerのログを見てもこんな感じです。

 

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最大が115、最小が110です。

 

なんで?とは思っていたんですが、Ecm Droidの設定を見ていて謎が解けました。

 

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ECM DroidのECM ParametersからO2 Setupに入ると。

 

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AFVの上限値が145%、下限値が110%になっていました。これか。

 

これらの値はTuner Proでも確認できるので、拾ってきたSTD MAPをみてみると、こうなっていました。

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STD(標準)は上限値が150、下限値が60みたいです。

 

自分の'08前期XB12Rは不調になることもなかったのですが、この値が良かったのかもしれませんね。

どうやら自分のバイクはいろいろと弄られているらしく、ECMのMAPも(拾ってきた)'08標準MAPとは燃調が随分違っていました。

 

AFVの上下限はECM DroidでもTuner Proでも設定できるのですが、これだけを設定するならECM Droidが手軽ですね。

自分のモノは、下限が110%はそれはそれでどうなの?と思うので、試しに90%にして走ってみたいと思います。