先日仲間入りしたXR100Rですが、どうにもエンジン不調で。
キャブかと思って色々やったんですけど解決せず。
火は飛ぶので点火は恐らく問題なし。
こりゃエンジン本機だなぁと判断し、圧縮を測ってみたら…。
規定値11.5kgf/cm2のところ、6kgf/cm2しかない。こりゃダメです。
多分バルブだろうな、と思ってヘッドを開けてみました。
XR100Rってエンジンを降ろさないとヘッドが外せないのね。ま、軽いので苦ではないですけど。CB900Fに比べれば大抵のものは、ねぇ。
んで、サクッとエンジンを降ろしてヘッドを開けたんですが、こんな感じになってました(涙)
ピストンとEXバルブが見事にヒット。
燃焼室。EXバルブが不均一に変に焼けているのは密着不良の証拠。
EXバルブは見事に曲がってました。バルブをヘッドに差し込んで回してみると、隙間が空いたり閉じたり。
オマケにステムエンドが偏摩耗していて、オイルストーンで削らないとバルブが抜けませんでした。これはINバルブも同様。
原因ですが、たぶんコレかな、と。
あまりに異音がデカいので、ヘッドカバーを開けてチェックした時に見付けてしまったコレ。タペットアジャストスクリューとロックナットの脱落…。
恐らくですが、脱落したコレらがバルブとロッカーアームの間に挟まり、バルブが閉じ切らないところにピストンが上昇してゴッツンコ。バルブ曲りに至ったんじゃないかな、と。
ま、とりあえずは原因が分かって良かったデス。さっさと直そ。