FRPタンクカバー複製中

自分のCB900Fレーサー号のタンクはノーマル鉄タンクですが、実はこんなモノも用意してあります。

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魅惑のアルミインナータンク。

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これにFRPタンクカバーを被せるわけですが、せっかくなら複製しておきたい。コケたときのスペアも必要だし、色違いとかも用意したい。

なので、先日から型取りを始めています。

  

FRP細工は初めてではないけど、分割のメス型を作るのは初めてです。

まずはマスターに切り金(分割の枠をこう言うらしい)を付けなくちゃいけません。

アルミ板の短冊を使うなどいろいろやり方はあるようですが、ワタクシは段ボールを使いました。

自在定規で断面の形状をトレースし、ダンボールに転写。切り出したダンボールを微調整しながら合わせ目はPPテープで細かいところを修正するカンジです。

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ちなみに自在定規ってのはコレです。

これは概ね成功したカンジでしたけど、ダンボールの固定はもっとしっかりしておいたほうが良かったです。ちょっと傾いたりしてしまいました。

 

これにワックスを3度重ねしたのち、PVAを塗布します。

ワックスはリンレイワックスブルー。

PVAはホームセンターで買った洗濯のり。これで大丈夫らしいっす。

 

ワックスの上にPVAを塗ると、最初は盛大に弾いてしまい、ちと焦ります。

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が、ここはじっと我慢して乾くのを待ち、もう一度塗ります。

そうすると膜ができる…カンジです。

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数日おいて十分に乾燥させたところで、いよいよFRPの出番です。

まずはゲルコート。黒ゲルを使いました。

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片面塗るのに400gほど使いましたね。

一晩経ってゲルコートが硬化したところで(今回は時間の都合で一晩おいたけど、完全に硬化しなくてもいいらしい)、グラスファイバーマットを張り込みます。今回はマットのみ3プライです。

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3時間ほど経ってペトペトしなくなったので、切り金を外してみると…。

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おっ!

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なかなかイイカンジ!?

パリッと型から外してしまいたい誘惑をぐっと抑え、反対側の積層に移ります。

今日のところは離型処理まで。PVAの乾燥待ちです。

いや~、ドキドキしますね~。

 

実は弟はFRPのプロなので、丸投げしちゃえま作ってもらえるんですけど…ヤツもレースメカと二足のわらじで忙しそうなので、自分でやることにしました。

せっかくなので宣伝しておきます。

SPEED DESIGN N2F