ナンバープレートステーと言うかオイルクーラーステーと言うかメーターステーと言うか。

この前コケた時に、ナンバープレートステー(と書きます。メンドーなので)も壊れまして。

スペアは作ってあるのでそれに交換すればいいんですけど、出来がイマイチのモノだったので、この際作り直すか、と。

どーやって作ろうかなと考えたんですが、自分のスキルで出来そうな構成として、アルミ角パイプ+FRPのハイブリッドとしました。

 

まずはマンガ絵を描きます。

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これをトレースしてPP板を切り出し、ガラスクロスを3プライ分用意します。

左右2枚x2setで合計12枚ですね。

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これらを3プライごとにラップを挟んで積層します。

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どの家庭にも転がっているアルミ板でプレスし、平面を出します。

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FRP板が出来ました。3プライでおよそ1mmです。

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出来上がった板をマンガ絵に載せ、こんなモンかな~と妄想します。この時間は結構楽しい。

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 車体に仮合わせし、バランスを確認します。タンクの凹みは気にしない方向でひとつ。

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良さそうなので、FRPとアルミ角パイプを接着します。接着剤は信頼のセメダインスーパーXを使用。かなり強力に接着できます。

FRPはインパラと言う、表面にロウが析出するものを使ったので、接着する前に表面をヤスリ掛けしておくことが大切です。スーパーXは荒れた面の方が強力に接着できるので、2重に効果的ですね。

 

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同時に、メーターパネルも作ります。これもFRPで。

複数個作るならば原型を作って雌型反転しますが、今回は1個だけなので、簡易的な雌型で。PP板にボール紙で縦壁を追加し、剛性と離形性向上のためにビニルテープをボール紙の上に貼り付けます。

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出来たメーターパネルを借り合わせし、レイアウトを確認。ハンドル転舵などして、干渉が無いことを確認します。

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良さそうです。

ここまで来たら、あとは一気に仕上げ。んで、出来ました。

 

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ゼッケンプレートを外すとこうなっています。

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アルミ角パイプとFRPで出来た本体に、オイルクーラーステー(シルバーの部品)をボルトオン。そのオイルクーラーステーにナンバープレートを保持するプレートをウェルナットで固定する形です。構成自体は今までと同じで、剛性的には十分でした。

 

ソコソコ時間は掛かりましたが、まずまず満足のいく出来になったかなー。仕上げは荒いですけど。

 

やっぱり、レーサーのメーターはスポンジマウントが好きです。(RS125Rのモノを加工して使っています。NSF250Rでも同じです)

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ちなみにストップウォッチについては、また別記事で…。