アイアンホース ドリームカップ レースレポート

一昨日、HSR九州にて行われたIRON HORSE DREAM CUPのレースレポートです。
  
IRON HORSE DREAM CUPとは…鉄フレームマシン(鉄馬)を思い切り走らせよう、というレースイベントです。
  
クラスは下記の4クラスとなります。
・アイアンNK-4:CB400SFなどのネイキッド400ccによるレース
・アイアンスポーツ:鉄フレームなら何でもあり。XJR1300やGSF1200、GPZ900Rなど
・アイアンモンスター17:'70~'80年代の空冷四発で17インチホイールクラス
・アイアンモンスター18:'70~'80年代の空冷四発で18インチホイールクラス
  
私のCB900Fはアイアンモンスター18です。ドーバーモンスターの車両ならばそのまま走れます。
逆にフロントフォークやキャブの縛りが無いので、街乗りマシンでも出易いクラスでもあります。
(オーリンズのフロントフォークやFCRでもOK)
  
レースの進行はちょっと面白くて、決勝レースが2ヒート制となっています。
1ヒート目がセミファイナル、2ヒート目がファイナルレースです。
  
アイアンスポーツとアイアンモンスター18は出走台数も多いので、予選順位によりA、Bの2クラスに組分けが行われます。
そしてBのセミファイナルの上位2台は、希望すればAのファイナルレースを走ることが出来ます。
これはなかなか粋な計らいだと思います。
  
  
さて、ワタクシのレースですが。
  
■予選(10分)
  
いつもはイの一番に並んでコースインするんですが、初めてのサーキットでのレースということもあり、勝手が掴めずに5列目くらいでコースイン。
昨日までの練習では悪い感触ではなかったし、10分しか予選時間も無いので、最初からペースを上げようとしたけれども、なかなかクリアラップが取れず…。

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16秒とかしか出てなかったので、ちょっと焦りましたが、辛うじて14秒台を記録。

第1回目の大会で周りのラップタイムが分からなかったけれど、番長N中さんは10秒で走るという話を聞いていたので、14秒じゃ2列目くらいかな~と思っていると、まさかの2番手!
これには自分でもビックリしました。
  
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3番手はNKガレージのMORRISさん。MORRISさんはHSRを前日に初めて走ったので、まだ走り慣れていない様子。慣れたらもっとタイムは出してくるはず。
  
あ、トップはやっぱりのN中さんでした。タイムは13秒台でしたが、本調子ではなかった感じ…?
  
  
セミファイナル(6周)
  
スタート前の待機時間。いつもながら、これがキライなんですよ。逃げたくなるくらい。次は出るの止めようと、毎回思います。(でも出るんだけど…)
ただ、ドリームカップは割りと進行がサクサク進むので、このプレッシャーも少し少なかったかな?いや、そうでもないか。

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ドリームカップの進行はグリッド紹介が無く、ピットからグリッドに並んでそのままスタート!なので、いつもの感じとは随分違います。
折角の(めったに無い)2番手グリッドだったので、記念写真くらい撮りたかったな、とか思ったとか思わなかったとか。

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スタートは以前から苦手だったんだけど、昨年春のドーバーのときにちょっとコツを掴んだ気がします。
今回もまずまずのスタートが切れ、一瞬だけホールショットか、とも思ったけど、MORRISさんが外からグィーンと伸びてきてザクッと挿され、2番手で1コーナーへ。

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その後、5コーナー先の左高速進入でN中さんにもズバッと挿され、3位にポジションダウン。

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そのN中さんは流石にHSRを走り慣れており、高速コーナーがメチャクチャ速い。左膝がゼブラを超えてイン側の草を刈り取って行く様を特等席で観戦し、「すげー、MotoGPみたい」と感動してしまいました(←負け)
  
その後、N中さんはMORRISさんも捕らえ、トップを独走し、そのまま優勝。タイムは1'10''925。速ぇぇぇ~。
(ちなみに、HSRはおおよそ筑波の7秒増しだそうです)
  
ワタクシは頑張ってMORRISさんを追いかけるも、その差は一向に詰まらず。
4周目には「まだあと3周もあんのか、なげぇなぁ~」なんて思ってしまい、少々ダレ気味に…。(HSRは非常に疲れるのです)
気合を入れなおしてもMORRISさんとの差は縮まらず、このままでゴールかな、なんて油断した、最終ラップの最終コーナー。

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こんな調子で後に着いていた白いZ1-R(#30)が、インからズバッと挿して来ました(汗)
やべー表彰台が~なんて焦ったんですが、#30さんも少々オーバースピードだったらしく、そのままアウトへはらんで行き。
なんとか挿し返して、3位にてフィニッシュしました。

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いやー、最後は危なかったー。
  
ベストタイムは1'13''405。自己ベスト更新です。
  
  
■ファイナルレース(8周)
  
セミファイナルの結果がグリッドになるので、今回は3番手からスタート。
今回も上々のスタートが切れたんですが、またもMORRISさんにスルスルッと先行され、2番手で1コーナーへ。
そしてN中さんに左高速位置口で挿され、3位に。セミファイナルとまったく同じ展開(汗)

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2周目の最終コーナー、ちょっとラインをミスり、イン側のゼブラにフロントタイヤをのせてしまう。いや、もしかするとちょっとコースアウトしていたかも。大きく振られ、一瞬は転倒を覚悟しました。
が、なんとか堪えてくれたのは、コンチタイヤのおかげです。ダンケシェーン。

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外を向いているフロントタイヤの向きに注目です。。。
  

その余波もあって少々コンセントレーションが乱れたものの、2位のMORRISさんを追います。
が、先ほどのタイムロスがどうしても埋まらない。頑張ったんだけどなー。
中盤以降、ちょっとめげそうになったけれど、「何かあれば抜ける」と自分を鼓舞して追いかけます。
セミファイナルの最終コーナーの件もあったので、後ろには4位が居るものと想定して全力で走ります。
  
が、そうそうドラマなんてものは起こるはずも無く、傍目には淡々としたレース展開で、そのまま3位でゴールしました。
いやいや、でも結構必死でしたから。なにしろ初の表彰台というニンジンが目の前にぶら下がってたし。
  
レースベストタイムは1'12''951!自己ベストを大きく更新!12秒は嬉しかったなぁ。13秒台~14秒頭でコンスタントにラップ出来たし、自分にちょっと自信が持てました。
  
レース後には嬉しい表彰台。初のシャンパン(シャンメリーだったけど)を振ることも出来ました。
アレだね。シャンパン振るのって結構難しいんだね(w
  
というわけで、最終リザルトは、優勝N中さん、2位MORRISさん、3位ワタクシ、となりました。

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上出来!
  
  
今回のIRON HORSE DREAM CUPは初回だったんですが、エントリー台数も67台と上々の台数で、その上観客も大勢入場してくれて、大盛況といって良い出来たったと思います。

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私もほんのチョビッと協力させて頂いたので、ことのほか嬉しいです。ホントに良かった。
来年、再来年と、更に楽しいレースになると良いですね。また出ますよ!


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