原発

いろいろなデマが飛び交っていますが、現在の所、さほど心配する状況ではありません。

まず、
放射能漏れ

放射線漏れ

は全然違うものです。このあたりを混同しているニュースソースは信用しない方がいいでしょう。

放射能漏れ…放射線に汚染された物質が漏れ出す事。正しい表現は「放射性物質が漏れる」
放射線漏れ…放射線が直接漏れる事。放射線を浴びた物質はそれ自身が放射線に汚染される。

放射線が漏れた場合、放射線を受けた物質は被曝します。ただ放射線が漏れ続けなければ、その後は被曝しません。レントゲン撮影と同じです。
放射性物質が漏れた場合は、それ自身が放射線を出すので被害は大きくなります。ヒロシマナガサキの死の雨や、チェルノブイリ原発事故がこれに相当します。

今回は「放射性物質が漏れた」のですが、程度としては非常に低いため、心配するには至りません。放射線に汚染された物質(大気中のチリなど)が大気中に少量浮遊しているだけで、万一これを被ったとしても、洗い落とせば問題ないレベルです。健康診断のレントゲンの方が被曝量は多いくらいです。

今の福島原発の状況は、停止した炉心を冷やすために必要な冷却設備が故障したため、海水にて冷却を行っているところです。原子炉の内圧が上がると格納容器が破損する可能性があるため、内圧を抜くために、放射性物質を微量含んでいる気体を外部へ放出しているのです。もちろんコントロールされています。

確かに炉心は融解しているのでしょうが、それ自体が大きな被害を引き起こすわけではありません。格納容器の中に閉じこめておけば良いのです。
この意味で、チェルノブイリの事故とは全く違います。

無知故に大げさに煽っているネット情報やマスコミも居るので、気を付けて下さい。
政府の対応も合格点とは行かないと思いますが、パニックを起こさないという意味では及第点を与えられると思います。
避難する事は悪い事ではないけど、原発自体が大爆発するような事態になる可能性は極めて低いので、あくまでも冷静に行動して下さい。

繰り返しますが、煽るようなネット情報やマスコミも多いので、気を付けて下さい。

  
まずは節電しましょう。