XB12Rフロントフォーク 分解の小ネタとか。

昨日に引き続きXB12Rのフロントフォークのオイル交換です。
昨日のうちに分解・オイル排出までは終えていたので、今日はオイルを入れて組むだけ。

サービスマニュアルによると、ハーレー純正のType Eというオイルを使えと書いてある。WAKO'Sのカタログによると、TYPE Eの40℃動粘度指数は39.1mm2/s だそうで。
それに相当するのは、オーリンズのNo.10(38.4mm2/s)か、KYBのG10S(41.2mm2/s)あたりかな。
そこで使ったのは、リサーチ結果を一切無視するかのように、円陣屋至高のABSO-RR。円陣屋のABSOフォークオイルは街乗りでは割とお気に入りなんです。640DUKEでも結構いい感じでした。
(ただサーキットではマッチングがいまいちでした。動きが早いと固くなりすぎる感じ)
まぁ、昔買ったのが余っていたから、という理由もありますけど。

オイル量はマニュアルによると236.5ccで油面は116mmとのことでしたが、236ccを入れても全然足りない。油面は少し下げたかったので130mmとしましたが、それに合わせるためには374ccのフォークオイルが必要でした。誤記ですかねぇ。
そういえば、このXB12Rは'08モデルなのでインナーチューブはφ43のはずなんですが、付いていたのはφ41でした…。前のオーナーが交換したのかな?謎です。

フォークを車体に組んで、ホイールもブレーキも組み直して完成。試走したいとこですが、外は雨でした。残念。
  
そうそう。ちょっとした小ネタです。
カートリッジ式のフロントフォークをバラすときは、ダンパーロッドを固定するジグが必要になります。車種によってはハンドパワーでなんとかなる場合も多く、今まではそれで対応していたんですけど、XBのフォークの場合はハンドパワーでは太刀打ちできず。
うーんと考えて、こんなジグを速攻で作りました。

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棚に、適当な汎用ステーでコの字型のブラケットを取り付け、下にはダルマジャッキを置きます。

 

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フロントフォークをこのように設置します。

 

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コの字型ブラケットに取り付けたボルトをフォークスプリングカラーの穴に引っ掛け、ダルマジャッキを上げるとロッドが伸びてくるという仕組みです。
文章だけだと分かりづらいので、動画も作ってみましたよ。

 

youtu.be

 

偶に使う分には十分かな~。

 

そうそう。地道にFRP部品のペーパーがけもやってます。メンドー。