近年の社会情勢?により、サーキットの音量規制も厳しくなっている。
全国のミニバイクコースも含め、昨年あたりよりかなり規制が厳しくなっているようだ。
ドーバーも例に漏れず。
まだ音量規制で失格になった例は無い(ハズ)ものの、今後は分からない。
今回のライダーズミーティングでもそんな質問が出たが、ツクバサーキットの方も、どうすべきか迷っているようだ。
全国のミニバイクコースも含め、昨年あたりよりかなり規制が厳しくなっているようだ。
ドーバーも例に漏れず。
まだ音量規制で失格になった例は無い(ハズ)ものの、今後は分からない。
今回のライダーズミーティングでもそんな質問が出たが、ツクバサーキットの方も、どうすべきか迷っているようだ。
で、改めて音量規制について考えてみる。
実はテイストの音量規制は、MFJのレギュレーションより厳しい。
テイストの場合、4気筒1000ccは音量測定時の回転数は5500rpm。
これがMFJレギュレーションになると、下記のように規定されている。
テイストの場合、4気筒1000ccは音量測定時の回転数は5500rpm。
これがMFJレギュレーションになると、下記のように規定されている。
所定のエンジン回転数(rpm) = 30000 x ピストンスピード(m/s) / ピストンストローク(mm)
ピストンスピード:4ストローク 11m/s
※実は、ピストンスピードは昨年まで13m/sだったが、今年から11m/sに下げられている。これを私のCB900Fに適用すると、
なんと、5500rpmに比べて約700rpmも低い。Zやカタナの66mmストロークだと5000rpm。これでも500pm違う。
このあたりの5~700rpmの違いは、測定音量値には大きく関わってくるのは間違いない。
このあたりの5~700rpmの違いは、測定音量値には大きく関わってくるのは間違いない。
CBR1000RRはストローク55.1mm。13000rpmで最高出力を発揮するとして、その時の平均ピストンスピードは23.9m/s。
同様に、テイストマシンで一大勢力のZ系ではストローク66mm。最高出力発揮回転を9000rpmとすると、その時の平均ピストンスピードは19.8m/s。
比較すると、平均ピストンスピードは17%低い。
よって、常用回転数は現在のJSBマシンなどに比べて17%は低い筈だ。
ならば音量測定時の回転数も、合わせて低くするのが妥当ではないか。
同様に、テイストマシンで一大勢力のZ系ではストローク66mm。最高出力発揮回転を9000rpmとすると、その時の平均ピストンスピードは19.8m/s。
比較すると、平均ピストンスピードは17%低い。
よって、常用回転数は現在のJSBマシンなどに比べて17%は低い筈だ。
ならば音量測定時の回転数も、合わせて低くするのが妥当ではないか。
先のMFJレギュレーションによる音量測定時回転数の計算式には、ストロークが分母に入っているので、ピストンスピードについても計算されている。なので17%をそのまま加味するわけにはいかないが、四半世紀以上昔のエンジンに現行の規制を適用する事は、どう考えても無理がある。
仮に測定時のピストンスピードを10m/sとすると、66mmストロークのMFJレギュレーションによる音量測定時回転数は、30000x10/66 = 4545rpmだ。
どのみち、現在のテイストレギュレーションである「1000cc4気筒は5500rpm」は、エンジン仕様に対して高すぎる回転数と言える。
1)少なくとも現行のMFJレギュレーションに適合させるべき。
2)常用回転数を鑑み、音量測定時のピストンスピードは11m/sから下げるべき。
※1000cc4気筒の場合、4500rpmあたりが妥当ではないだろうか。
2)常用回転数を鑑み、音量測定時のピストンスピードは11m/sから下げるべき。
※1000cc4気筒の場合、4500rpmあたりが妥当ではないだろうか。
上記をまとめて、ツクバサーキットに提案する予定。
無理のあるレギュレーションをなし崩し的に無視しているのが現状なので、現実的な規則をキッチリ決めて運用していくべきだと考える。
無理のあるレギュレーションをなし崩し的に無視しているのが現状なので、現実的な規則をキッチリ決めて運用していくべきだと考える。
……なんて偉そうに書いてみましたが、どうですかねぇ~。